VA/VE (加工技術FAQ)
【材料】材料選定
ステンレス鋼(SUS)の加工に向いているエンドミルは?
ステンレス鋼(SUS)のように熱伝導率が低く、刃先への熱影響が大きい難削材の切削では、強ねじれのエンドミルが工具寿命の面で有利です。
しかし、ステンレス鋼(SUS)では強ねじれエンドミルを用いる場合、切削抵抗が増大し、右ねじれの工具では工具が抜ける方向の力が大きくなるため、保持剛性の高いホルダを使用するなどの対策が必要になります。
ステンレス鋼(SUS)は、工具の剛性が確保できても、薄板の加工などワークの剛性が低い場合は、弱ねじれのエンドミルを用いることがあります。