VA/VE (加工技術FAQ)
【材料】材料選定
なぜステンレスは錆びにくいのか?
ステンレスは、鉄にクロム・ニッケルなどの元素を加えた合金鋼です。
錆びにくいのは、鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜 (不動態皮膜)をつくり、周辺環境と反応しにくくなり耐食性が強くなるためです。
クロムを11%以上加えると耐食性が向上し錆びにくくなります。 またニッケルやモリブデンを加えていくと耐食性がさらに向上していきます。
この不動態皮膜は傷ついても酸素や水があればすぐに新しく再生され、さびの発生を防ぎます。
この不動態皮膜によって、いつまでもステンレスを美しく保つことができる。