VA/VE (加工技術FAQ)
【加工】加工形状
止まり穴へのタップ加工の深さ限界とはどれくらいですか?
止まり穴へのタップ加工の深さ限界は、一般的には、タップ径(M径)×2.5倍が加工限界とされています。
例えば、タップ径がM5の場合は、5×2.5=12.5mmが加工限界です。材料の厚みやタップ径次第では、3倍程度まで深くできる場合もありますが、2.5倍を目安にしておけば安心です。
締結の強度不足が心配になるかもしれませんが、最低でもタップ径×1.5倍の深さがあれば、十分な強度を確保できます。
また、設計上問題がなければ、通し穴にしてしまうことで、加工コストを削減することが期待できます。