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VA/VE (加工技術FAQ)

【材料】材料選定

航空機で使用されるアルミニウム以外の材質・特性はなんですか?

 

航空機で使用されるアルミニウム以外の材質はチタンです。

航空機は、言うまでもなく高い強度が必要とされます。

そのため、チタンは航空機の中 でもコックピットの窓枠やファスナー、ランディングギア(着陸装置)、 テイルコーン(胴体尾部)など、特に高い強度が要求される箇所で使用されているの です。

またチタンは熱伝導率がよく、結露が生じにくいという特徴もあるため、上空 でも結露を起こさず、航空機の運航に支障をきたしません。そのため、チタンは航空機 だけでなく、軍用機でも使用されています。

それに伴い、加工が難しいです。 チタンの加工方法が他の金属に比べて限定されるのは、 「汎用性は高いが、加工が難しい」という特徴がチタンにあるためであり、 そのことからチタンは「難削材」に分類されます。

そのため、チタンの特性に合わせた 加工は難しく、高い技術力が必要となります。 その分、コスト面では高くなります。