VA/VE (加工技術FAQ)
【材料】材料選定
SS400の黒革材とミガキ材の違いは?
SS400はキルド鋼を熱間圧延して製造しており、熱間で製造していることから圧延後にはミルスケースと言われる酸化皮膜が表面を覆っています。
このミルスケールの色が黒く黒皮と呼ばれ、ミルスケールで覆われたままのSS400は黒皮材と呼ばれます。
このミルスケール(黒皮)はブラストなどで落とすことができ落とすと元の灰色に戻ります。
これはミガキ材と呼ばれます。
使い方における違いとして、SS400の黒皮材は製造現場など外観が求められない現場で用いられることが多いです。
一方で、サンセンやミガキ材のSS400は、そのままでは錆びるため塗装やメッキなどの表面処理がなされることが多くなります。