VA/VE (加工技術FAQ)
【材料】材料特性
SUS303の切削加工の注意点は?
SUS303は、不銹鋼であり、切削加工にはいくつかの注意点があります。
1.切削速度:SUS303はハードですので、切削速度は適切に調整する必要があります。切削速度が低すぎると加工時間が長くなり、切削速度が高すぎるとツールやワークピースの破損が起こる可能性があります。
2.切削角:切削角は適切に設定する必要があります。切削角が大きすぎると加工精度が低下し、切削角が小さすぎると切り欠きが起こる可能性があります。
3.修磨:SUS303は鋼種によっては硬いので、加工後に修磨する必要があります。修磨することで切り欠きや酸化物の残留などを防ぐことができます。
4.切削液:SUS303は酸化物を生じやすいので、切削液を使用することが重要です。切削液は、加工過程中の熱や切削力を軽減し、切り欠きや酸化物の残留を防ぐことができます。
これらは一般的な注意点であり、SUS303の仕様や加工環境などによって異なる場合があります。詳細については、専門家に相談することをお勧めします。