VA/VE (加工技術FAQ)
【材料】材料特性
SUS304の切削加工の注意点は?
SUS304は、比較的に切削加工が困難なステンレス鋼の一種です。そのため、以下のような注意点に留意する必要があります。
- 切削条件の選定に注意する SUS304は比較的硬度が高く、切削によって生じる熱が被削材に残りやすいため、切削によって加熱された切削刃の焼損が起こりやすくなります。そのため、切削条件を適切に選定し、加工温度を抑えることが大切です。
- 適切なツールを選ぶ SUS304のような困難加工材料を切削する場合は、適切なツール選びが重要です。硬質合金やセラミックスなど、耐摩耗性や耐熱性に優れたツールを使用することで、高い切削能力と切削寿命を実現できます。
- 適切な切削液を使う 切削液は、切削時に発生する熱を効果的に冷却・潤滑し、被削材表面の酸化や焼損を防止するために必要です。特に、ステンレス鋼の切削加工では、切削液の種類や濃度、流量などに留意し、適切に管理することが求められます。
- 作業環境の整備に注意する SUS304を含むステンレス鋼の切削加工によっては、作業環境中に発生する切削粉塵が、呼吸器系や皮膚に悪影響を与えることがあります。そのため、切削粉塵の発生を抑制するための対策や、安全マニュアルに基づく作業環境の整備が必要です。